あー言えばこー言う
欧米の社会のpresentationやnegotiationでは、一瞬の逡巡で苦杯をなめてしまうことがあります。相手は間を嫌う欧米の文化、おまけに英語という相手の土俵です。
- Project managingという仕事上、いろいろな企画の社内承認の舞台に同席することがあります。相手はvise presidentsを始めとするまあ、いわゆる「そうそうたる」メンバーです。
- 会社としても数十億の投資をするかどうかを決定するわけですから当然なのですが、いろいろなメンバーから様々な意見や質問が飛んできます。時には私の上司がとっさに答えられないdetailsであるとこっちに振られます。
- ただでさえ首脳陣相手の緊張です。英語という相手の土俵の上です。普段ならパンと答えられるようなことでも、例えば口ごもってしまったり説明が的確でなかったりすることがあります。
- 一瞬でも逡巡してしまうと相手は次の話題にさっととんでしまい自分だけが取り残されます。経験したら分かりますが、悔しいです。帰りの車の中であー言えば良かったこー言えば良かったと思いが駆けめぐります。
- これは一つの例ですが、外資ではこういった瞬発力のようなものも要求されると思います。また、あー言えばこー言う的な「切り返し」の切れも必要です。
- これは緊張度にも影響されます。直属の上司には切り返せたことも、全世界でも10本の指に入るような本国のmanagementにテレビ画面の向こうからとっさに質問されたらなかなか難しいものがあります。
- 私の先輩に言わせると「慣れだよ」といいます。そうだな〜、慣れるしかないな、と思います。それまでは恥をかくしかないのです。
- 出来ないことを出来るようにとがんばっているうちは、まだ自分も成長しているとpositiveに考えるようにしています。